2019年1月6日日曜日

映画『 mother ! 』



アロノフスキー監督の
『 mother ! 』
という
アメリカ映画を
昨晩DVDで観ました。

さて、この映画
何のジャンルに当てはまるんでしょうか、、、


【あらすじ】


詩人の中年男性
ジェニファー・ローレンス演じる
若い妻
草原(?)の中にある
かなり大きな邸宅に住んでいて

何故か
詩人の妻
一人で丹念に
家の修復をしています。



そこに
怪しい初老の男性が訪ねて来ます。

詩人とその男性
意気投合して
怪しい男性は暫く家に居付くようになります。



次に
その男性の妻がやって来て
結局2人とも家に居付いてしまいます。

この後から来た女
他人の家に住まわしてもらっている立場なのに
自分勝手に振る舞い
詩人の妻を困らせます。



そして今度は
怪しい男性の息子2人が現れて
この家で大乱闘の喧嘩を演じ、

しまいには2人の中の一人が
殺されてしまいます。

その辺りまでが
物語の布石となります。



その後
詩人
が嫌がるにも関わらず
見知らぬ多くの人
次々と家に招き入れ
何だかモノスゴイ事態に発展していきます!

これ以降は
ネタバレになってしまうので
気になる方は
ご覧になってみて下さい。



【感想】


まずは
主演のジェニファー・ローレンスの
容姿が美しいので、

もうそれだけで圧倒されて
画面に惹き込まれてしまいます。



ただ、
人物設定として
詩人が非常に鈍感過ぎます。

何故か
愛するがどう思うかなど一切無視して
見知らぬ人々を
どんどん自分の家に招き入れてしまいます。



怪しい男性の妻
招かれた客人たち
他人の家で
ありえないくらい不躾に振る舞います。

家の中を傍若無人に動き回り
詩人の大切にしている物や
修復中の家財道具を壊してしまいます。

が泣き叫んで訴えているのに
詩人の男はどこ吹く風で
にこやかに客人と談笑しています。



「こんなヤツ現実にいるか?」
という強い思いから、

段々と
「こ~んなヤツおらへんやろ~!」
と、大木こだまのダミ声が
頭の中を廻ります(笑)

見ていて
イライライライラします。
かなり
イライライライラします"(-""-)"



あと、
登場人物

 詩人=創造主である神
 妻=地球
 客人男性=アダム
 客人女性=イヴ
 その息子2人=カインとアベル

に当てはめて
聖書の創世記をテーマにしている

という前提を理解してから見ないと

先程あらすじで申し上げた
何だかモノスゴイ事態に発展していく意味が
全く理解出来ません。



ワタクシは
その前提を知っていながら見ても

途中、頭の中に???がいくつも浮かび
ただただイライラし、

その?が解決されないまま
ストーリーが
脈絡もなく
急展開して行ってしまうので

途中で置いてけぼりにされて
ストーリーに入り込めず
冷めてしましました。



結末は、
「あぁ、なるほど!」
と腑に落ちるところはありました。



これはあくまでも私見ですが、

監督やスタッフの
独りよがりの趣味嗜好や価値観が空回りして
観客(ワタクシ)置き去りの状態だったのデハ、
と感じました。



聖書に当てはめた登場人物の設定も
独自の考えが濃く
かなり強引な気がします。



更に言うと
説明を加えないと
理解出来ないというのは

「作品」
としては
まだ未完成で、

本来ならば
映画は
画面の中で全てを表現して
見ている人に
伝えなければならないのではないでしょうか?



ご静聴ありがとうございましたm(__)m

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