2019年1月13日日曜日
佐伯祐三アトリエ記念館へ
午後から
息抜きも兼ねて
以前からずっと行きたかった
下落合にある
佐伯祐三アトリエ記念館
に行って参りました。
家から車で30分程で着きました。
記念館には駐車場がないので
山手通りから細い道を少し入ったところにある
パーキングに車を停めて
そこから5分位歩きました。
10月~4月
の開館時間は
午前10時~午後4時までなので
少し急ぎます(;´・ω・)
まだ昭和の雰囲気漂う
静かな路地を通り抜けながら
進んで行きます。
塀にこのような案内板が貼ってあります。
少し進むと
更地の向こうに
瀟洒(しょうしゃ)な建物が望めます。
ワクワク感が高まります!
これが
佐伯祐三のアトリエだった建物を
整備して公開している記念館です。
大正時代の面影を匂わせています。
敷地の入口付近から撮影した建物です。
お洒落ですね~。
このような立て札もあります。
アトリエ(今は記念館)の入り口で
佐伯さんのお出迎えです!
入場は無料です。
ボランティアのスタッフの方が
温かく出迎えてくれて
案内して下さいます。
まずは写真にある
建物右側のドアより中に入り
9分程の佐伯祐三の生涯のビデオを見て
記念館内を見て回ります
(と言っても5分もあれば見終わります)。
写真には写しませんでしたが
壁には
佐伯さんが描いた下落合周辺の油絵の複製が
何枚も掛かっていました。
佐伯さんの本物の絵は
残念ながら置いてありませんでしたが、
彼が生前遊び心で作った
デスマスク
ならぬ
”ライフマスク”の
レプリカが展示されていました。
(スタッフの方からの撮影許可を貰っています)
お隣の部屋です。
この敷地内にあった
住居とアトリエを再現した模型です。
トトロに出てくるめいとさつきの家みたいです。
アングルが悪くてスミマセン(^^;
家の間取り図もありました。
かなり広かったんですね。
スタッフのお話によると
2階では
よく仲間で集まっては
すき焼をつついていたそうです。
写真中
赤く指定している部屋の右横にある間は
佐伯さん自らで増設して、
関東大震災の時にも持ちこたえたそうです。
佐伯さんは結婚を機に
下落合に
この家とアトリエを建てたそうです。
その後、創作活動の拠点をパリに移して
一度は帰国しましたが、
家族共々
日本のこの住居には
4年ほどしか住まなかったみたいです。
パリで体調を崩し
一旦日本に帰国した後
再び渡仏してからは
憑かれた様に描きまくったそうです。
身内を結核で亡くしているので
自身もその予感をしていた様です。
残念ながらその予感は当たり、
異国にあって
身体だけではなく
精神まで壊してしまいます。
ある日
小雨降りしきる中
スケッチに出かけ
外で倒れているのを発見されて
その後
弱冠30歳で早逝されたのです・・・
今日は
佐伯祐三の人間味ある意外な一面と
彼の創作への情熱が溢れる
魂の一端に触れた気がして
感慨深いです。
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