2019年1月10日木曜日

Frederick Delius(ディーリアス)



学校の仕事が始まり
授業や試験の準備で
気ぜわしくなって来ました。

只今、
癒しを求めて

仕事の合間に
イギリスの作曲家
Delius(ディーリアス)

『In a Summer Garden(夏の庭で)』という
オーケストラ曲を聴いています。
https://youtu.be/ojEiAF9HCFI



このDeliusという作曲家を知ったのは、

大学時代の先輩で
現在、
札幌でご活躍されている
作曲家の兵井秀和さんが
まだ音大を卒業したてのワタクシに
教えて下さったのがきっかけです。



Delius
管弦楽曲でよく知られている作曲家です。
曲のタイトルからも分かる様に

・『In a Summer Garden』
 (夏の庭で)

・『On hearing the first Cuccoo in Spring』
 (春初めてカッコウの声を聴いて)

・『Summer Night on the River』
 (川面の夏の夜)

などと
美しい自然を描写した楽曲が
多いです。


同時代のイギリスの作曲家に
Elgar(エルガー)がいて

親交もあり、
少し先輩のノルウェーの作曲家の
Sinding(シンディング

Grieg(グリーグ),
からも認められ、

熱烈に支持されたみたいです。



後進の作曲家にあたる
ハンガリーの作曲家
Bartok(バルトーク)からも
自作の曲について意見を求められたりもしたそうで
交友関係は広いです。

楽曲そのものの持つ魅力が
どうもこれらの人々の心を動かす様です。



まだちゃんと分析した事はありませんが、
作品を聴いていると

後期ロマン派の楽曲によく見られる
半音階的な和音の移り変わりが、

いつまでも着地点を見せずに
常にどこかを漂って浮遊している様な
自由さを感じさせます。



旋律も甘く
しかも太い線で魅力的です。

ブルーノートっぽい音も時々出てきます。

自然にあふれる小道を
気ままに散策している気持ちにさせられます。

『Walk to the Paradise Garden(楽園への道)』
https://youtu.be/SVeaAhYluOc ←ヒジョーに美しいです!



若い頃にアメリカのフロリダに在住していた事や
ワーグナーの影響を受けた事が
楽曲に顕著に表れています。

音楽が色彩豊かで
絵画的なのは
ムンクゴーギャンなどの
画家との
長きに渡る交流もあったからかも知れません。



癒しの時間もそろそろ終わりです。
さて、
仕事に取り掛かりますか・・・

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