去年の暮ごろから
車のラジオでよく流れてて
久々に鳥肌が立った曲がありました。
「いいなぁ、何て曲かな?」
と思っていたら、
パーソナリティの人が
あいみょんの
『マリーゴールド』
と曲目紹介していました。
彼女の名前は
あちこちでよく聞いていましたが
この時初めて
「ほぉ~、これが今話題のあいみょんの曲か。」
と知りました。
【マリーゴールド / Aメロのコード進行】
曲のキーはDで
Aメロのコード進行は
いわゆる
”(パッヘルベルの)カノン進行”
です。
巷(ちまた)で
「イイ曲」と呼ばれている曲に
よく使われているコード進行です。
下の楽譜は
『マリーゴールド』のAメロのコード進行です。
本来のカノン進行では
4小節目が
F♯m/A
となるはずなのが
代わりに
”Aコード”
となっているなど
少し変則的な
カノン進行になっています。
その後
平行短調の
Bmから始まる
短いBメロを経て
サビで再び
Dの
カノン進行となります。
曲全体のコード進行には
目立った工夫などはあまり見られず
ありきたりと言えばありきたりです。
【あいみょんらしさとは?】
コード進行に
カノンの
”感動要素”
がしっかりと盛り込まれてはいますが、
この曲の良さの決め手は
何といっても
彼女の
低音で伸びのある重厚な声
と
切なさに胸が締め付けられる様な
レトロチックな歌詞でしょう。
それが
90年代を思わせる
8beatのロックな曲調
とピッタリ合わさって
あいみょん独特の世界観を創り出しています。
『マリーゴールド』は
90年代の名曲でもある
スピッツの『チェリー』
(この曲はキーがCの ”カノン進行” ですが)
と
コード進行、
曲の構成、
歌詞の持つ雰囲気
などが
やや似ている気がします。
https://youtu.be/Eze6-eHmtJg
【あいみょんの歌詞】
「でんぐり返しの日々~」
や
「麦藁の帽子の君がゆれた~」
等といった
ワタクシの様なおじさんの心も
一発で鷲掴(わしづか)みにする
郷愁(ノスタルジー)たっぷりのワードが
曲の中に散りばめられています。
他にも、
「今日という日に何という名前を付けようか~」
とか
「雲がまだ2人の影を残すから~」
なんて
詩の言葉を選ぶセンスが抜群ですね!
私は見られませんでしたが、
紅白にも出場したそうですね。
陰ながら応援しています。
https://youtu.be/0xSiBpUdW4E
0 件のコメント:
コメントを投稿