2019年1月4日金曜日

メトロノーム / Boss Dr.Beat DB-66 『お弁当箱』


今は昔、
ワタクシが
音大受験の時から
愛用している
『Dr.Beat DB-66』
という機種の
電子メトロノームのお話しです。

小さなお弁当箱くらいの
サイズがあります。
デカいです。

今は
小型のカードタイプのが
主流になっています。

かく言うワタクシも
軽量で
持ち運びにかさばらないので
暫く乗り換えていた時期もありました。



このお弁当箱がワタクシの許に来る前は
皆さんおなじみの
「カチカチカチカチチ~ン♪」
のアナログタイプの
レトロノーム(?)を使っていました。

その頃は
デジタル表示のメトロノームが
まだ珍しくて(勿論カード型なんて出ていませんでした)

当時通っていたピアノの先生が
このDr.Beatを使っていたのを見て
どうしても欲しくなり

先生に頼んで
わざわざ買って来て頂きました。

1,3000円程して
高校生にしては
かなり高価なものを買ったと
興奮した覚えがあります。

大学を卒業して
主にジャズをやっていた頃は

家族より
長い時間を
このお弁当箱
共に過ごしていました。



【使用法】


[基本]

写真左下の
スライド式のバー
カチッと真ん中の
「Metronome」に合わせると

画面に
テンポ拍子と今何拍目か
左から順に表示されます。


写真右側の下部にある
Beatボタンで拍子を設定します。

DownボタンUpボタン
文字通りテンポの数字を上げたり下げたりします。

青いボタン
スタート、ストップです。



写真の状態は
テンポ120
4拍子
1拍目

という
電源を付けた時に表示される
デフォルトの設定です。

右上の2つのいランプ
左側が1拍目
右側がそれ以外の拍
の時に光ります。



[応用]


BeatボタンDownボタン
同時に押すと
440HzのA4(ラ)の音が出ます。


テンポ表示の設定
高速で下げたい時は
Downボタンを押しながら
Upボタンを押します。

Upボタンを押しながら
Downボタンを押すと
その逆になります。



左下のバー
一番右の
「Tap」にして
右下の青い
タップボタンを一定のテンポで叩くと
その今叩いているテンポが
画面に表示されます。



写真左上の
Total Volume は
メトロノーム全体の音量

Beat Level
拍子の1拍目の音量を調節出来ます。

その下の音符が書かれている
フェーダーでは
細かい音価のそれぞれの音量を調節できます。

面白いのは
4分音符を全部下げて
8分音符16分音符を上げると

下の楽譜の様に
拍頭だけが抜けたリズムが鳴ります。


全部のフェーダーを上げると下の様になります。

コレハ今のカード型のメトロノームでは
出来ないのではないでしょうか?
(需要があるかどうかは別として、、、)



【電池交換】


あと
カード型をやめて
こちらに戻った大きな理由が
電池交換のやり易さです。



カード型の場合、
自分で電池を交換する時

裏面の4隅にあるネジを
外さないといけないのですが、

そのネジが小さく
小型のドライバーで取ろうとして
下手をするとネジ山がつぶれてしまったりします。

時間もかかります。
ネジを落とします。
家具と家具の間に転がり込みます。
取ろうとして頭を打ちます(T_T)

店でやってもらうと手数料を取られてしまいます。

なので
2~3回は買い換えました。

その度に
出費はかさみ、
「手数料と買い替えで丸儲けや~、
 ヒーッヒッヒッ¥(^皿^)¥」
という業者の魂胆が丸見えで
うんざりして来ました。

そこで思い出したのが
このDr.Beatです!

裏面を見てみると
電池の収納部のフタが
楽に外せる様になっています。


外すとこんな感じです。


その昔
ラジコンで使った
9V型電池です。

単純だけどまっすぐな
かわいいヤツです。



【Chick Coreaも使ってた!】


大学生の頃
Chick Coreaバンド
リハーサルでの
機材搬入のバイトをした時、

幸運にも
リハーサルを全部見学させて貰えました。

Chick
これと同じメトロノームを使っていて

リハーサルの間
このお弁当箱をアンプにつなげて
練習の合間に打ち合わせで話している時も
始終大音量で鳴らしっ放しでした。

電池がすぐになくなるので
テーブルの上に
この9V型電池を何個か
ゴロゴロとのせていたのを覚えています。


・・・
途中、
カード型に
転々と浮気をしましたが、

これからは
再び
このお弁当箱
末永くお付き合いさせて頂きたく思います。

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