2019年2月12日火曜日

戦争の傷跡が・・・ / 都立東大和南公園



今日は
仕事の帰りに実家に寄りました。

実家のすぐ近くには

”都立東大和南公園”

という
割と広めの公園があります。



陸上競技用のトラックや体育館なども併設されていて

通勤や通学
散歩コースとしても
周辺住人の方々が利用しています。



桜のシーズンになると
花見客でも賑わいます。



私が大学生の頃
実家はまだここではありませんでしたが、

母校の国立音大がすぐ近くなので

学校の帰りに
何度か
この公園に
友達と遊びに来た覚えがあります。



その中でも
ひときわ異彩を放つこの建物!



この土地は
元々
軍需工場として
日立航空機株式会社が操業していて、

この弾痕の残る建物は

変電所として
軍需工場へと送電する重要な役割を
担っていたそうです。



この多摩地域は
軍需工場が多かった事からか
特に多くの空襲があった様です。



建物の
痛々しい傷跡は

戦争による
機銃掃射や爆撃で
出来たものです。



私は以前
この地域に長く住んでいたこともあって

学徒動員で
工場で働いていた女学生らが空襲で亡くなった
この世の地獄の様な凄惨な話を
子どもの頃から
何度も聴きました。

戦争で犠牲になるのは
いつも
何も罪のない一般の国民です。

この建物を見る度に

「こんなひどい事が二度と起きてはいけない。」

と深く心に刻み込まれます。


この建物は

当時の爆撃の凄まじさを

今でも
色褪せる事なく
私たちに伝えています。



のどかな公園の真ん中に
静かな佇(たたず)まいを見せていますが、

戦争の悲惨さを
雄弁に物語っています。



このような
悲しく愚かな戦争を
二度と起こさせない為にも

これからも
ここに
建ち続けていることを
切に願います。

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