2019年2月9日土曜日

映画『アンセイン~狂気の真実』



昨晩

2018年アメリカで公開された
ソダ―バーグ監督のサイコスリラー
『アンセイン』

という映画を
DVDで観ました。



【あらすじ】


ソーヤーという女性の主人公が

かつて交際していた
ストーカーから逃れる為に

電話やメールアドレスを変え
転職、
引っ越しもして

新しい職場で順風満帆で
働いていました。



新しい出会いを求めて
アプリで男性と知り合うのですが

ストーカー被害を通しての心的障害から
出会ってすぐに
男性を拒否してしまいます。



そこで
カウンセリングを受けるために
ハイランド・クリークセンター
という精神病院を訪ねます。

カウンセリングは穏やかに進められるのですが、

病院からは
”自殺の危険と人を傷つける恐れあり”
と診断され

強制的に
患者が複数いる
大部屋に入院させられてしまいます。

その入院させられるまでの流れが
何とも言えず怖いです。

「人権侵害ってこういう事なんだ」

と実感しました。



そして
恐ろしいことに

その病院には

かつて交際していた
ストーカーの男が務めていたのです。



更に
病院は
いろいろと難癖をつけて
あの手この手で
彼女の入院期間を延長しようとしてきます。



見ているこちらとしては、
ソーヤーと気持ちがリンクして

強制入院の閉塞感やストレス

退院出来ないかもしれない絶望感

で心がいっぱいになり
その場から逃げ出したくなる感覚に襲われます。



本当はソーヤーの精神状態の方がおかしくなっていて
病院の行っている事が正しいのでは、

などと
疑心暗鬼にもなります。



実は
病院側が

新患者の加入している
保険会社から利益を得るために

正常な人に
無理やり病状を付けて
入院させていたのですが

実際アメリカでも同じような事案が起こっていて
弁護士を付けても解決するのが難しく
社会問題にもなっているそうです。



病室には
ソーヤーと同じ様に

正常なのに
入院させられた
黒人の聡明な男性がいて
互いに打ち解けます。



彼の手助けで
何とか

疎遠になっていたへと
病院内から
隠れて電話をして
助けを求めます。



これ以上書くと
ネタバレになってしまいますが

ストーリーはあらぬ方向へと
二転三転していきます。



【最期に】


自分の中では
100点満点の映画ではありませんが

ハラハラドキドキと最後まで見入ってしまい
満足しました。

全体の構成がしっかりと作られていて
流れにメリハリがあります。



カメラは
全て iphoneで撮ったそうです(゚д゚)!

驚きですね!!



自分もiphoneを使っていますが

「今はやる気になれば何でも出来るのだな。
 そう、iphoneならね・・・」

と改めて自分の携帯を取って見ました。



おあとがよろしいようで(^^;

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