2018年12月11日火曜日

うたうたう/信長貴富




今日の午前中はコーラスの指揮でした。

皆さんとても熱心で
向上心があります。

こちらも
俄然やる気が出ます!



来年の6月の
地域の合唱祭の為に、

信長貴富さん作曲の

『うたうたう』

という曲集の中から

「空の端っこ」

「行方」

の2曲を
を選びました。


この曲集は
基本的に
女声二部合唱

初心者でも
かなり歌い易いです。



こんな素敵な詩です。



空の端っこ


鳥の飛ぶのが空ならば
蝶が舞うのも空でしょう

雲の浮くのが空ならば
花が散るのも空でしょう

風の泣くのが空ならば
歌を聴くのも空でしょう

見上げなくても空はある
私は空の中にいる

空の端っこ吸い込んで
まあるい声で歌いましょう



行方(ゆくえ)


昨日をさがす旅人が
さっき生まれたカゲロウに
昨日の場所を尋ねたら
カゲロウはただほほえんで
その一生を終えました

今日をもとめる旅人が
今朝ほころんだアサガオに
今日はどこかと尋ねたら
アサガオはただはにかんで
その花びらを閉じました

明日へむかう旅人が
かくれんぼする少年に
明日の道を尋ねたら
少年はただかけだして
まぁだだよって言いました

     (詩:宮本益光


曲の
メロディ、ハーモニー、リズム
明瞭で、且つ美しく、

転調の仕方は独特です。



曲全体の構成は、
自然な流れに聴こえるように

テンポ設定などが
非常に丁寧に練られていて

奇をてらったような箇所はありません。



団員の皆さんも
とても気に入っているようです。



これから深く読み込んでいって
いいものが出来る
予感がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿