2018年12月7日金曜日

指揮法 /『 運命』は難しい!?




非常勤で教えに行ってる県立高校の音楽科で、

指揮者小森康弘
を迎えての
指揮法公開レッスン
今日ありました。



自分の担当する授業は
1~2限で終わりましたが、
頼んで聴講させていただきました。

生徒60名近のクラスレッスン
さぞ大変だったでしょうが、
11時から昼休みを挟んで15時半まで、
ユーモアを交えながらのレッスンは
アッという間でした。

Mozart
『Eine kleine nachtmusik』
通称『アイネク』全楽章と、

Tchaikovsky
『弦楽のためのセレナード』
通称『弦セレ』2楽章ワルツと、

Beethoven
『交響曲第5番(運命)』
第一楽章提示部

を、実際に生徒に振らせてのレッスンでした。



3曲とも振った事のある曲でしたが、
この曲のここが難しい!
という話を拝聴して、
誰が振っても難しい個所は一緒なのだなー
と思う事が出来て、
少し安心しました。



特に印象に残ったのは、
最後にやった
所謂 ”運命交響曲” です。

ワタクシも以前、
この曲のレッスンを受けたことがあります。

レッスンを受ける前に
動画などを見て散々研究してレッスンに臨みましたが、

初回のレッスンで
特に、
第1楽章冒頭部分じゃじゃじゃジャーンの部分)で
先生から言われれば言われるほど頭が真っ白になり、
パニックで滅茶苦茶になった覚えがあります、、、



小森氏も、
この曲の指揮は
世界一難しいと話していましたが、
将来オーケストラの指揮を考えている方は、
若いうちに一度レッスンをお受けになることをお勧めします。


そして今日は、
2人のピアノ専攻の生徒が連弾でピアノを弾き、
他の生徒全員(!)が冒頭の難所を
実際に振ってレッスンを受けました。

全員のレッスンを見ているうちに自然と
この曲の振り方が身に付いたような気がします。

小森氏の軽やかなジョークとフォローで
かなり盛り上がりましたが、
ご自分の経験を踏まえての
指揮者あるある話は貴重でした。

何より、60人近くの”運命”冒頭の指揮を見させて貰ったのは、
本当に為になる貴重な経験でした。


レッスン後に少しだけご挨拶させて頂き、
その語り口から
指揮者に必要なのは
まずは人を惹きつける人間性なのだ、
と痛切に感じました。

お蔭さまで、
楽しい楽しい1日でした♪

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