巷では
映画
『Bohemian Rhapsody』
の売れ行きがスゴイですね!
さて今回は
その”Queen"の
楽曲のヒットの理由を
『We are the champions』
と
『I was born to love you』
の
2曲の
”サビの冒頭部分”
を例に
ほんの少しだけ探ってみたいと思います。
結論から先に言ってしまうと
”Queen”
の楽曲が
私たちの心をつかむ
一つの理由は
和音の使い方
なのです。
「なんだあたりまえじゃん!」
と思うかも知れませんが
ちょっと待ってください!
【フレディのコード進行】
先程挙げた
『We are the champions』
と
『I was born to love you』
は2曲とも
フレディの作曲です。
”サビの冒頭”に
フレディの好みがよく表れています!
この2曲は
Queenの数ある楽曲中でも
特にヒットしましたよね。
【Ⅲ(Ⅲm)のコード】
2曲とも
”サビの冒頭”
で使われているコードで
共通しているのは
Ⅲ(Ⅲm)の和音なのです。
一般的には
旋律が
ドーシーラ
となる時に
コード進行が
①Ⅰ-Ⅲ(Ⅲm)-Ⅳ
または
②Ⅰ-Ⅲ(Ⅲm)-Ⅵ
となる場合がよくあります。
【We are the champions のサビ冒頭】
実際に
『We are the champions』
の”サビの冒頭”は
こんな感じです
キーはFメジャーなので
旋律戦の大きな流れは
ファーミーレ
ですが
Cメジャーに直すと
ドーシーラ
という事になります。
この曲の
コード進行は
Ⅰ-Ⅲ(Ⅲm)-Ⅳ
です。
【I was born to love you のサビ冒頭】
次に
『I was born to love you』
の
"サビ冒頭"
はこんな感じです
(この曲はサビ始まりですが)。
この曲のキーはA♭メジャーで
旋律は
ドーシーラ
に当てはまるかどうかは
微妙なところですが
やっぱり
Ⅲ(Ⅲm)
のコードが使われています。
この曲の場合
コード進行は
Ⅰ-Ⅲ(Ⅲm)ーⅥ
となります。
【終わりに】
Ⅲ(Ⅲm) の和音は
Ⅰ-Ⅲ
と進む時に
何か心揺さぶられる
エモーショナルな動きが
あります。
和音の中の音が一つしか変わらず
本当にさりげな~い動きなのですが
聴いていて
懐かしさや切ない気持ちが
感じられます。
クラシックの世界では
ハーモニーの勉強を
初歩でしますが
この
Ⅲの和音
を使いこなせたら
かなりの上級者
と言えるのではないでしょうか?
フレディも
Ⅰ-Ⅲ
の動きに何かを感じて
曲を作ったのだと
確信しています。
そして
この和音の動きに含まれた思いに
多くの人が
心動かされたのだと思います。
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