繫下拓也君の訃報を聞きました。
ALSという
体中の筋肉が萎縮して
動かなくなる難病で
昨年
お亡くなりになったそうです。
繁下君とは
音大時代の同期で
学生時代は
一緒によく遊んだりしました。
卒業後は
暫く会わなくなったのですが
15年ほど前に
母校の国立音大での
教員免許状更新の講習会で
ばったり再会しました。
彼は
関東学院の中高で
教諭を務め
オーケストラ部の顧問で
指揮者でもありました。
僕も
オーケストラアレンジの仕事をやっている
という話をしたら
変わらぬ人懐っこい笑顔で
「オーケストラ部の
編曲をやってくれないかなぁ」
と頼んでくれました。
それ以来
毎年定期演奏会の時期になると
お会いして
編曲の打ち合わせで
一緒に飲んで
それぞれの境遇を話したり
時には
彼行きつけの
名物ママのいる
カラオケパブに
連れて行ってくれたりしました。
繁下君は
どんな境遇の人にも
分け隔てなく接することの出来る
優しい人でした。
その後
ロシアに侵攻された後にも
危険を顧みず
ウクライナの
プロのオーケストラに
毎年客演指揮者として
招かれて行ったりしていて
繁下君の
活躍の話を楽しみにしていました。
それが
この2年ほど
彼から連絡がなく
「相変わらず忙しくしているのかなぁ」
くらいに思っていた矢先の訃報でした。
そんなことになっているとは
露知らずいて
昨日
同級生が
こんな動画を送ってくれました。
繁下君が
最後の力を振り絞って
親指だけで指揮をしている
動画です。
この病気になってからも
最後に動かすことの出来た
親指のリハビリだけは
指揮をするために
毎日欠かさずしていたそうです。
最期まで
音楽を愛し
音楽に愛され
そして人を愛し
人に愛された人でした。
学校の教師も
全力でやりながら
オーケストラ部を
一から立ち上げ
人生の全てを
教育と音楽に捧げた
こんな素晴らしい音楽家がいた
ということを
少しでも多くの人に
覚えていてもらいたいです。
僕も
君と一緒に仕事が出来たことを
心から誇りに思うし
君の事は
生涯忘れないよ!
0 件のコメント:
コメントを投稿