憂鬱で
ロマンティックな
この
練習曲を
練習しています🎹
Scriabinの
楽曲の中で
一番好きな曲です♬✨
第1テーマは
cis mollの
Ⅵの和音で
長七(A△7)の和音の
第一転回形の
アウフタクトから
始まり
直ぐに
同じ根音の
属七の和音へ
そして
最低音のCis音を
保続したまま
F♯7の和音
と言った
呻き苦しむ様な
陰鬱で
独特な
和音進行によって
短いワンフレーズが
形成されています。
左手の16分音符の
細かい
網の目状の
音形の中
親指の
ポジションが
素早く
入れ替わります。
一拍ごとに
左手で
同じ音の
最低音のCis音が
鼓動を刻む様に
繰り返し
異様な
雰囲気を醸し出します。
一方
非常に
甘く切ない
これぞロマン派
といった
第2テーマは
増三和音から
さりげなく
浮かび上がり
H dur→gis moll
E dur→cis moll
と2回提示されます。
いずれも
直ぐに
第1テーマが
ピアノの音域を
最大限に使った変奏で
力強く
再現され
最後は
PPで
消え入る様に
終わります。
数年前から
左手の親指を
痛めていますが
必死に
試行錯誤している内に
痛めているなりに
最近
何とか
上手く左手を動かす
コツを
漸くつかめて来ていて
そんな中
この曲に
何十年ぶりかに
出会いました‼
Scriabinは
若いころに
同じく
練習中に
ワタクシとは
反対の
右手を痛めてから
左手の可能性を探る様な
細かな
網の目状の動きの
難曲を
多く書いていますが
その中の一曲である
この曲が
まさか
左手を痛めている
ワタクシの
リハビリとなっているというのは
何とも面白い話です😆
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