トゥーランドットの
「誰も寝てはならない」の
大サビの冒頭部分の
スコアです。
この楽譜を
そのまま
ピアノ譜として移すと
次の
印刷してある様な形に
なります。
あくまでも
オリジナルに拘りたい
と言うのなら
これでもいいのでしょうが
特に
1st 2nd violin パート部(右手)は
練習時間が取られ
苦労する割に
スカスカな音響で
あまり効果がありません。
何故なら
オケ・スコアの方は
violin群が
それぞれのパートの
トレモロによって
満たされています。
それに対して
ピアノ譜の方は
オクターブを
交互に
単音で
トレモロ演奏する
形になるからです。
更に
低音部の
violaとcelloパートは
本来
弓によって
響きが保たれていますが
ピアノだと
同じ付点2分音符や4分音符でも
残響のみ(減衰する音)
となります。
しかも
pppです。
この様な場合
ピアノでは
サスティーン・ペダルと
弱音ペダルを使って
左手の和音を
トレモロで演奏して
持続させ
右手の旋律は
8分音符一つずつを
オクターブで弾いて
厚みのある音で
引き立たせるのが
一番効果的だと思います。
例えば
スコアリーディングで
音を確認したい場合と
舞台で演奏する場合とでは
意味合いが
変わってくると思いますが
後者の場合だと
今までの経験から
今のところ
この演奏法が
ベストではないかと
感じられます♬✨
オケ版からの
既存のピアノ譜を
演奏する際には
オーケストラの響きに
近づけるために
オケ・スコアから
実際に鳴る
響きを想像して
ピアノ
という楽器の持つ
特徴(効果)を
よく理解しなくては
と改めて感じました🎹
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