今日は
浜離宮朝日ホールまで
きりくハンドベルアンサンブルの
コンサートの
ご招待に与り
行って参りました♬
小生が
過去にアレンジした曲を
何曲か演奏して頂きましたが
その中に
チェリストの
パブロ・カザルス
がチェロの為に編曲した
「鳥の歌」
がありました。
思いがけずに
この曲を
聴かせて頂き
色々と考えさせられました・・・
この
物悲しくも
美しい旋律の
小曲は
カザルスの生まれ育った
スペイン北部にある
カタルーニャ地方の
クリスマスキャロルです。
第2次世界大戦当時
カザルスは
フランスに亡命し
フランコ政権や
ナチスドイツなどの
ファシズムに
真っ向から対抗して
フランコ政権が倒れるまでは
公に
チェロを演奏をしない事を
誓いました。
一緒に
トリオを組んでいた
ピアニストの
コルトーや
指揮者の
フルトヴェングラーなど
ナチスに協力して
図らずとも
汚名を着せられた演奏家も
中にはいました。
・・・時は過ぎ
1991年
90歳を超えたカザルスは
世界の平和を唱え
国連本部で
この曲を
演奏しました。
そして
亡くなるまで
二度と
祖国である
カタルーニャの地を踏むことは
ありませんでした。
当時虐げられていた
カタルーニャという地方都市の
スペインからの民族独立運動から
カザルスによって
世に認知された
この
「鳥の歌」
という小さな曲
を通して
今の
ウクライナとロシアの関係が
強く
想起されます。
国連安保理の
常任理事国である
ロシアは
この曲を
当時
どの様な気持ちで
聴いていたのかが気になります。
カザルスの
平和への願いが
鳥のように羽ばたき
世界に届くよう
心より祈ります♰
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