2019年11月5日火曜日
浅草オペラ / 観てきました!
日曜日の午後
きららホールで出演した後
大急ぎで電車に乗り
浅草の演芸ホールと同じ建物の
4Fにある
東洋館へと向かいました。
小生が
ピアノを弾いている
清瀬室内合唱団
でお世話になっている
西義一先生が
出演されている
”浅草オペラ”
を観る為です。
着くと
既に開演してから15分程経過しており
ホールに入ると
ほぼ満席でした!
何とか2~3空いている席を見つけて
座ることができました!
浅草の舞台
と言えば
落語、漫談、手品、
といった演芸が真っ先に思い浮かびますが、
大正時代に
クラシックを基にした
”浅草オペラ”という
独自の文化が出来上がった
という事を
ワタクシ
全然知りませんでした。
意外な事に
この”浅草オペラ”から
田谷力三、藤原義江などの
日本を代表する
名歌手が生まれていったそうです。
今回は
その浅草オペラの
リヴァイヴァル版
といった形だそうです。
さて
実際に舞台を見てみると
進行役の弁士の方がいて
面白おかしく
観客を盛り上げます。
歌い手さん達は
「東京室内歌劇場」
のメンバーで
実力派揃いです!
歌も演技も巧く
とことん楽しませてくれます。
バックの楽器は
アップライトピアノ
アコーディオン
クラリネット
ヴァイオリン〈三味線持ち替え)
で
ベースパートは
ピアノが担当していました。
プログラム前半の曲は
『金色夜叉』
『君恋し』
『テネシーワルツ』
『月光値千金』
など
大正ロマン
や
昭和の香りが漂い
観ている中に
タイムトリップしてしまいます。
後半のメインは
ヴェルディの
『椿姫』
を今回の為にコメディ風に直したものです。
”アルフレード”は”有九朗”
その父”ジョルジョ・ジェルモン”が”二郎衛門”
などと名前を変えて
浅草が舞台となっています。
編曲は
今回音楽監督もされた
山田武彦さんです。
途中に
ノーベル賞の
山中教授が登場したり
ラップを歌ったり
STAP細胞で
ヴィオレッタ役に当たる小町の結核が治ってしまったり(笑)
荒唐無稽なストーリーですが
歌と演奏が本物なので
ついつい
惹き込まれてしまいます。
そしてアリアが終わると
「ブラボー」
の代わりに
投げ銭をします(笑)
舞台も客席も活気があり
始終笑いが絶えず
賑やかです!!!
投げ銭用の包みも入場の時に
受付で配られました。
西先生は
二郎衛門役で
味わいある演技と
技巧的な歌で
要所で笑いも取り
観客達を魅了していました。
帰りは
夜
人通りの途絶えた
仲見世通りを
雷門へ向かって歩きましたが
これはこれで風情がありました。
帰りの電車の中では
一人まだ興奮が冷めやらず
気分は昭和の登場人物のままでした。
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