2025年12月11日木曜日

竜馬が行く

 













大学院の

修士論文のラストスパートでの

追い込みの時期

行き詰って

現実逃避から

司馬遼太郎の

長編小説

「竜馬が行く」

読み始めてしまいました。


そしたら

面白くて

もう止まらない‼


論文そっちのけで

はまり込んでしまいました😅


長い小説でしたが

その中で

印象に残ったのは



竜馬が幼少の頃

水泳の訓練の際

これまでの慣例で

雨で中止になった時

「どうせ濡れるのだから同じことじゃき」

と言って

一人泳いでた

という

竜馬の合理的な考えの

逸話です。


これは

ワタクシにとっては

衝撃的でした。


今までの慣習に慣れて

当たり前だと思っていたことを

もう一度

本当にこれでいいのか?

と考え直し

いいと思ったことは

周りの声を気にせずに

よりいい方へと

変えていこうという勇気を

与えてくれました。


その当時の

論文のタイトルが

フランスのエクリチュール中心の

院では異例の

「ジャズ・インプロヴィゼイション」で

当時ようやく

日本で理解され始めていた

ジャズ・コンポーザーで

アレンジャーでもある

ジョージ・ラッセルの

「リディアン・クロマティック・コンセプト」

という理論を

押し進めていく作業に

背中を押してもらえました。






あとは

「たとえドブのなかでも前のめりで死ね」

という言葉です。


竜馬は

京都の醬油屋の

近江屋に潜伏していたところ

同郷で朋友の

中岡慎太郎とともに

念願の

大政奉還の一か月前に

暗殺で

若干33歳で

斬られて

志し半ばで

倒れました。


これは

ワタクシが

生涯を通して

思うところですが

他にも

もっと楽な道があった中

音楽を選んで続けてきた

自分に向けての

言葉だと思っています。


当時

たまたま手に取った

「竜馬が行く」は

自分が

音楽を

夢中でやっていく中で

志し半ばでも

前のめりで死ねたらと

思える生き方をしたいと

思わせられる

尊い書物となりました。




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